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North Plants Diary

アグラオネマピクタムの実生(Gale-01)

2020/10/29
実生 0
こんばんは、げいるです。
本日のネタは「アグラオネマピクタムの実生」についてです。

いや~、イベント以外の記事書くのなんて数年ぶりですw
なんか緊張してきますね~。
久しぶり過ぎて、訳分かんない事書くかもしれませんが、大目に見てやってくださいw

えっとまず先にピクタムの受粉・実生についてはここより詳しいブログが幾つかありますので、
ちゃんとした知識として知りたい方はそちらをオススメしますw
ただまぁ実生の情報の絶対数は少ないので、ここも暇つぶし程度で見てもらう分には良いかもしれません。
コロナで新しい株とか買いづらい環境になってますので、実生にチャレンジするのも良い機会な気がします。

まず受粉させるには、花粉を取るのが前提条件になります。
ウチではマグレで花粉が溢れ出てましたw
(撮影2019年6月21日)
621.jpg
マグレとは言うものの、結果論として環境が合えば出るという事だと思います。
具体的には、
・湿度(ほぼ密閉に近い衣装ケースです)
・大株(葉っぱ10枚越えの親株クラス)
・絶好調株(成長早すぎて取り扱いに困ってたw)
とまぁこんな感じです。
でも同じ株でも出たり出なかったりするので、詳しい所までよく分かりませんw
ブリーダーみたいな人で無ければ花粉出たら実生やってみるかな~くらいの軽い気持ちの方が良い気がします。

花粉を別の株の花の雌しべにつけます。
同じ株の開く前の花の雌しべでもいけるみたいです。
でも、結局それは血が濃くなる行為なのであんまり良くない気はしてます(なんとなくw)
(撮影2019年7月16日)
716.jpg
開く前の株をカッターやピンセットを使って外皮(この言い方で良いのか分からないw)を取り除きます。
この時注意するのは、勢い余って茎を切ってしまわないようにする事ですね。一度やらかしましたw
ちなみに受粉はよく筆を使って~とか聞きますが、めんどくさがりの自分は花粉の出てる花を切り取って直接こすりつけましたw
この写真は母株の雄しべが落ちた後ですが、この雄しべが結構厄介です。溶けるようにして枯れるんですが、カビの原因になります。
雄しべが落ちそうな時期になったらよく観察してティッシュで取ってしまいます。

(撮影2019年7月30日)
730.jpg
受粉から一カ月ですね。この時点で結構膨らんできます。
ここら辺で注意するのは株の状態を保つ事ですね。
植え替えとかはしませんし、株分けもしません。
水やりも根腐れが怖いので絞り気味でやってました。
ほら、水やらない方がトマトが甘くなるとかなんとか・・・(これは多分関係ないw)
使わない花芽はカットしちゃった方が良いです。
あとはホントカビが大敵なので、少しでも白いのついてたら水道水を霧吹きしてティッシュで拭いてました。
あんまり薬剤とか使わなくてもこれで大抵大丈夫です。
とにかく観察命です。ストーカーになりましょうw

(撮影2019年8月15日)
815.jpg
ここまで来たら結構安心してました。
何気に半月ごとに写真撮ってる自分偉いなと今になって思いましたw

(撮影2019年9月2日)
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受粉二か月。
あんま変わってないなと。
この時、色が白っぽくなってたんで、生気が無くなったように見えて「これダメじゃね?」と不安になってたの覚えてますw

(撮影2019年9月17日)
917.jpg
黄色っぽいし、めっちゃ白いw
株によって色の経過とか違うのかもしれませんね。

(撮影2019年10月4日)
104.jpg
受粉三カ月。
パンパンに膨らんでます。

(撮影2019年10月7日)
107.jpg
ここでいきなり色が変わります。
三日しか経ってないんですけどね。あと意外だったのが、花ごとで色が変わると思ってたら、実一つずつで色が変わります。
画像の一番左の実とかは熟してますが、同じ花の右側の実とかはまだまだです。

(撮影2019年10月9日)
109.jpg
夢にまで見た真っ赤なフルーツ!!収穫時です!
ちなみに左側の花は一瞬で赤くなったんですが、右側はかなりゆっくりです。
この記事書いてる10/28現在も実の半分くらいはまだ黄色いんで、結構差が出ますね。

ここからは植え付け編。
全部赤くなってたんで、花ごと切っちゃいました。
DSC_0188.jpg

一粒ずつバラします。
DSC_0189.jpg
このうち半分はツイッターのフォロワーさんに抽選プレゼントさせて頂きました。

薄皮と果実を剥きます。
DSC_0191.jpg
興味本位で果実を食べてみたら、味のしないトマトの皮食べてるような感じでした・・・w
出てきた種はぶっちゃけ枝豆です。ホント酒飲みながらだと食べたくなるんで気を付けて下さいw
左側は未成熟なやつですね。これは黒ずんでて剥いてもダメでした。

しばらく水につけて(気休め程度のメネデールも入れてみました)
DSC_0192.jpg

用土に種まきです。
DSC_0193.jpg
左から水苔・赤玉小粒・バーミキュライト・クリプト用土(アマゾニアとピート混合)です。
まぁどれか上手くいくでしょw

ちなみに今回の株は差し出がましいですが、判別できるように名前とコードつけてあります。
EkCWl55U4AApM-D.jpg

・Aglaonema pictum Gale-01【GL1020-1a】
・Aglaonema pictum Gale-01【GL1020-1b】

1aの方が最初に完熟した左側の花の実で、1bの方が後から完熟した右側の花の実です。
どっちも同じ父母なので、表現的には大して変わらない気がします。

ちなみに父株はAglaonema pictum A しるば~らいん Aceh sumatera 【LA1218-03b】
20200926_203025.jpg
特に珍しい表現って訳でもないですw
強いて言えば、模様の入り方がマダラで特殊かなと(ちょっと気持ち悪さもあるw)

母株はAglaonema pictum Susukino Spot from Aceh Selatan 【AZ0316-1a】
20200927_230055.jpg
これはまぁよく画像あげてるので。色の散りが多いし、色んな意味でバランス取れてて大好きな株です。
ちなみにこの写真は今回使った親株のさらに親株です(取り木ですが)

今思ったのですが、どちらもトリトン会で買った株ですね(偶然w)
母株が第一回で、父株は第二回でした。
「トリトンスペシャル」とかいう名前にしても良かったかもw

まるで違う表現の二株なのでどうなるか楽しみです。
交配は基本、両親の傾向を引き継ぐらしいですが、たまに両親を超える株も出るみたいですね。

この話を聞いて思い出したのが、ダービースタリオンという競馬ゲームですね。
中学生くらいの頃にアホほどハマったのですが、競馬には色んな交配理論がありまして、自分なりの配合を試すのが醍醐味のゲームなんです。
もちろんレベルの高い馬同士を掛け合わせると強いのが生まれやすいのですが、安い馬でも場合によっては大爆発してとてつもなく強いのが生まれる事が・・。
でもこれゲームだけじゃなく現実でもそうなんですよね~。
懐かしきノーアテンション・・・w

なので、実生株から突然ネームドクラスが出てくる可能性もあるかもしれませんよ?・・・(めっちゃ低いと思いますがw)
あとは自分の実生株×実生株とかの掛け合わせもロマンありますね~。
それこそ血統表とか必要になりそう。

皆さんもチャンスがあれば実生やってみましょう!
長谷さんも言ってましたが「大交配時代」はすぐそこかもです!w

もうイベント全然行けなくて暇だからね・・・。
めっちゃ交配して遊ぶくらいしかないんですよ・・・あ~辛いw
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げいる
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